The okura tokyoの見学

旧館が2015年より解体され、今月新たにオープンした「The okura tokyo」を見学した。41階建ての高層棟は、5〜22階の低層階がオフィス、その他17階建ての中層棟と合わせすべてがホテル機能となっている。デザインは旧ホテルの再現を含め谷口さんの美学が貫徹されている。通常共用部に顔を出すレストランやカフェなどの一切の商業主義的な要素が排除されているのも徹底されており、すべてに「美」を優先した新しいホテルの在り方が伺えた。

  • 2019.09.28 Saturday
  • news

日立市役所、日立駅の見学

東日本の震災により建て替えが行われ、今年3月にオープンした日立市役所(設計:SANAA)の新庁舎を見学した。建築雑誌で完成を知り、是非見てみたいと伺った。庁舎棟は、共用部を含むすべての機能が等価にコンパクトに配置される一方、下屋の半外部のボールトの空間は大胆で開放的なシンボル(広場)を創っている。施設の内外部共通して、無駄を省いた美しいデザインが、すがすがしく、やさしい施設の印象を受けた。また同時にこれからの庁舎が担うであろう人口減社会など現在の「公共」の姿も感じた。庁舎への生き帰りに同じく妹島さん設計の日立駅も見学。初秋の穏やかな海も見れ大変充実した一日となった。

  • 2019.09.13 Friday
  • news

安藤忠雄 初期建築原図展

国立近現代建築資料館で行われている、安藤忠雄氏の初期建築原図展を見学した。住吉の長屋(1976)から城戸崎邸(1990)ぐらいまでの住宅や教会、アトリエなど初期の小規模な建築の図面と模型展である。我々世代にはどれも、学生時代、雑誌を喰い入るように見、課題で真似たりと思い出の建築群である。発表当時は自立した壁やマッシブなボリュームが周辺環境と対峙した孤高の印象が強かったが、今見ると、コンクリートの躯体と窓や開口、ドアなどの納まりや詳細に書かれた、周辺レベル(高さ)や隣家など、建築の「斬新」さを追うだけではなく「永続性」や「予定調和」への高い意識を改めて感じた。「初期」というカテゴリーは安藤建築の原点であると同時に、我々の設計姿勢の原点でもあるべきであろう。

  • 2019.09.03 Tuesday
  • art

東京都庭園美術館

6月は週末に仕事が続き、また鬱陶しい梅雨空が続いたせいもあり、約ふた月ぶりのブログ更新。今回は、目黒の東京都庭園美術館「1933年の室内装飾展」を見学した。年1回の旧朝香宮邸の建物公開展である。外観は意外にも控えめなデザインであるが、内部は噂とおりの手の込んだインテリアとなっている。床、壁、照明、ドアなど各々装飾は素晴らしいのかも知れないが、20室はあろうすべての部屋のデザインが違う建築もあまり居心地が良くないものだ。流れで新館にも立ち寄った。本館の奥にひっそりと建っているのだが、ホールや展示室の天井に架かるPCコンクリートの梁の連続が心地よい空間を創っていて、本館と対比した無機質でミニマムなデザインに好感を持った。最後に来てよかったと実感。

  • 2019.07.24 Wednesday
  • art

六本木アートナイト2019

5月25日(土)〜26日(日)六本木の街を舞台に行われた、六本木アートナイトに参加。ついでにと、GAギャラリーの「住宅展」にも足を伸ばし北参道から気温30度近くの中、森美術館、サントリー美術館、21_21 DESIGN SIGHT、国立新美術館といくつかの六本木の商店街店舗の展示を巡った辺りで、足は棒、疲れもピークとなり終了。帰りに六本木の「Α廚砲難子とビールで撃沈。欲張り過ぎてきつい帰路となったが、今日観た作品の質、量共に充実の一日であった。

 

  • 2019.05.29 Wednesday
  • art

令和元年大型連休

平成から令和をまたぐ大型連休が終わった。例年のGWであれば、実家の近江八幡に帰省すると休暇は終了というところであるが、今年は、途中仕事を挟みつつも南房総市千倉での先輩友人らとの集まりにも参加できた。双方とも春の風土、歴史、味覚に触れ充実した休日となった。写真の洋館はWMヴォーリズ設計の旧忠田邸(1937年近江八幡)


リニューアル東京都現代美術館の見学

東京都現代美術館がリニューアル工事による約3年の閉館期間を経て3月末にオープンした。一度工期を延長されたこともあり、鶴首、興味深々訪れた。オープン記念の企画展示は、リファインされた展示室と作品双方が美しく映えるようなバランスと密度が心地よい展示空間を創っている。また共用部のチケットカウンターや掲示板、サインなどのグラフィックも刷新され、重厚な建築に対し仮設をイメージさせるコンテンポラリーなデザインが新しいイメージを発信している。久し振りに訪れて、この美術館の巨大さを改めて実感。途中もう少し一休みするスペースを希望したいがこちらの問題であろうか。

 

 

  • 2019.04.16 Tuesday
  • news

パレスサイドビルの見学

先輩に誘って頂きパレスサイドビル(設計:日建設計 林昌二 1960)見学に参加した。某設計事務所の一部が移転し、内装を一新された。当建築のオフィスフロアに入るのは初めてであり興味深々伺った。新しいオフィスのインテリアは、天井材やフリーアクセスなどの仕上げを排除したプリミティブなスケルトン空間となっており、建物のリジッドなラーメン構造、大開口サッシ、その向こうに広がる皇居への眺望など約60年前に設計者がイメージされたであろう建築の意図を鮮明に感じることができた。偶然にも前回に紹介した旧京都会館(ロームシアター京都)と同年の竣工である。昭和の名建築から今更に学ぶべき事が多く魅力的である。

 

 

  • 2019.03.09 Saturday
  • news

ロームシアター 京都

ロームシアター京都(旧京都会館設計:前川國男1960)に立ち寄り。2015年に改修増築され、今回2度目の見学である。前回は竣工直後であったこともあり今日は施設がしっとりと感じる。この名建築の改修にあたりデザインのオリジナリティーをめぐり賛否あると聞くが、個人的には理想的な形での保存、リニューアルだと思っている。また、近くでは京都市美術館の改修も進み、隣接する近代美術館などとの連携も今後たのしみなエリアである。

  • 2019.03.01 Friday
  • news

TIME'Sビル

数年ぶりに京都三条のTIME'S(1984年安藤忠雄)に立ち寄った。私にとっては当時、建築を学びたいと開眼した建築のひとつである。いま内部を巡ってもこの建築の複雑な空間構成や完成されたディテールの魅力は変わらない。築三十数年の経年は感じないが、テナントの空きが少し残念である。

  • 2019.02.16 Saturday
  • news

虎屋茶寮の建築

京都の虎屋茶寮(設計:内藤廣 2009年)を訪れた。店舗は御所の西、烏丸通りを一本入った閑静な住宅地にあり、周辺の環境に融合するスケールの建築となっている。店内に入ると、庭や水盤、縁側のような半外部なスペースから内部へと、自然との繋がりを意識した開放的な空間が広がる。繊細で凝ったディテールが空間を造っている。

  • 2019.02.09 Saturday
  • news

京都国立博物館の見学

仕事を一日前乗りして京都の建築を散策した。京都国立博物館は約一年ぶりである。駅からのバスのアクセスも良く、建築を見、展示を巡り充実した時間が過ごせるのでつい足を向けたくなる。向かいの三十三間堂にも立ち寄ると、いっそう京都を実感する。それにしても外国人多し。

 

  • 2019.02.08 Friday
  • news

アップルストア 四条烏丸店の内装

お正月の帰省帰りに新幹線の時刻までぶらぶらと。京都、四条烏丸でアップルストアに遭遇。美しい光膜天井のディテールに誘われ店内に。店員さんにデザイナーを伺うと「ノーマンフォスターのスタジオです」との事。階段にも「らしさ」を発見、トイレは「うー?」。

  • 2019.01.20 Sunday
  • news

安曇野市役所の見学

今回の旅の主な目的である、昨年竣工した安曇野市役所(設計:内藤廣さん)を見学した。雑誌で見て是非にと足を伸ばした。庁舎内部はPCコンクリートのスレンダーなラーメン構造がゆったりとした空間を作っている。仕上げ材には、内外部共に地域材であろう木材がふんだんに使われており、香りも印象的である。外観は、写真の印象よりも数段重厚感があり、外部のバルコニーに見られるPCならではのでディテールも建物を特徴付けている。資料には庁舎『100年の計』とあるが、質実剛健でありながら、優しさを併せ持つ建築だ。

  • 2018.12.05 Wednesday
  • news

安曇野ちひろ美術館の建築

安曇野ちひろ美術館は1997年の開館であるので開館21年となる。私自身も2004年に来て以来だ。平日なのに大勢の来館者である。展示作品が小さいがゆえに親密な展示室なのであろうが、来館者が多くて作品が良く見えないのが難である。建築は経年により益々良い味が出て来たようだ。

 

 

  • 2018.11.29 Thursday
  • news

| 1/14 | >>

Blog

日常の街、風土、建築、Art、デザイン
の見聞を掲載しています

selected entries

categories

archives