「窓展」〜窓をめぐるアートと建築の旅〜

東京国立近代美術館で行われている「窓展」を見学。ついタイトルに誘われ立ち寄った。展示は、文字通り窓をキーワードにした建築の紹介から、マティスやクレーなどの巨匠絵画、現代アートまで横断的に展示されている。個人的にはもう少し、建築関連の展示を期待していたが、アイゼンマンやベンチューリのドローイングがレアな展示であったか。近年当美術館は、建築関連の展示も多い。今回も藤本壮介氏のコンセプトモデルが圧倒的な存在感を示していた。来館すると常設展示も必ずひと廻りするが、双方でかなり時間を要する。展示は素晴らしいのであるが、休日のカフェや軽食の対応をもう少し何とかして頂きたいといつも感じる。

 

  • 2019.11.24 Sunday
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安藤忠雄 初期建築原図展

国立近現代建築資料館で行われている、安藤忠雄氏の初期建築原図展を見学した。住吉の長屋(1976)から城戸崎邸(1990)ぐらいまでの住宅や教会、アトリエなど初期の小規模な建築の図面と模型展である。我々世代にはどれも、学生時代、雑誌を喰い入るように見、課題で真似たりと思い出の建築群である。発表当時は自立した壁やマッシブなボリュームが周辺環境と対峙した孤高の印象が強かったが、今回図面を拝見し、コンクリートの躯体と窓や開口、ドアなどの納まりや詳細に書かれた、周辺レベル(高さ)や隣家など、建築の「斬新」さを追うだけではなく「永続性」や「予定調和」への高い意識を改めて感じた。「初期」というカテゴリーは安藤建築の原点であると同時に、我々の設計姿勢の原点でもあるべきであろう。

  • 2019.09.03 Tuesday
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東京都庭園美術館

6月は週末に仕事が続き、また鬱陶しい梅雨空が続いたせいもあり、約ふた月ぶりのブログ更新。今回は、目黒の東京都庭園美術館「1933年の室内装飾展」を見学した。年1回の旧朝香宮邸の建物公開展である。外観は意外にも控えめなデザインであるが、内部は噂とおりの手の込んだインテリアとなっている。床、壁、照明、ドアなど各々装飾は素晴らしいのかも知れないが、20室はあろうすべての部屋のデザインが違う建築もあまり居心地が良くないものだ。流れで新館にも立ち寄った。本館の奥にひっそりと建っているのだが、ホールや展示室の天井に架かるPCコンクリートの梁の連続が心地よい空間を創っていて、本館と対比した無機質でミニマムなデザインに好感を持った。最後に来てよかったと実感。

  • 2019.07.24 Wednesday
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六本木アートナイト2019

5月25日(土)〜26日(日)六本木の街を舞台に行われた、六本木アートナイトに参加。ついでにと、GAギャラリーの「住宅展」にも足を伸ばし北参道から気温30度近くの中、森美術館、サントリー美術館、21_21 DESIGN SIGHT、国立新美術館といくつかの六本木の商店街店舗の展示を巡った辺りで、足は棒、疲れもピークとなり終了。帰りに六本木の「Α廚砲難子とビールで撃沈。欲張り過ぎてきつい帰路となったが、今日観た作品の質、量共に充実の一日であった。

 

  • 2019.05.29 Wednesday
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塩尻市市民交流センター エンパークの見学

塩尻市市民交流センター(設計:柳沢潤さん)を見学した。なかなか機会がなかったが是非来てみたいと思っていた。設計者は2006年にコンペにより選出され、2010年に完成。図書館、子育て支援、交流センター、市民会議室、商工会や民間のオフィスまで入った複合施設である。97本の壁柱と点在する吹抜けやトップライトの光が施設全体を融合し豊かな空間を創っている。都市的なデザインでまとめられた建築であるが、土地柄か各々の機能がゆったりと配置され、のびのびとコンセプトが表現されているのが印象的だ。

  • 2018.11.14 Wednesday
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トヨタ博物館の見学

愛知県長久手市のトヨタ博物館を見学した。以前から一度来たいと思っていた。時系列に展示された車は時代毎の背景を表し、時代を遡るほど明確な『時の顔』をしている。我々世代にとっては70年代ぐらいからの車は古い友人のような懐かしさがあり、走る宿命を終えた抒情的なアートである。

  • 2018.09.24 Monday
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佐川美術館の見学

滋賀に帰省した折に、守山市にある佐川美術館(設計・施工:竹中工務店)を訪れた。98年にオープンした直後に来て以来である。周辺にたくさん施設ができたせいだろうか、モノクロームで静寂な施設環境が以前より際立って感じる。今年20周年との事だが建築は経年を感じない。メンテナンスの良さもさることながら、建物の形態とディテールによるところが大きく影響していると思われる。2007年に樂吉左衛門館が増築されている。

 

  • 2018.08.18 Saturday
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「建築の日本展」森美術館の見学

貧乏暇なし。6月は休みなく仕事に追われ、合間を見て出掛けようとすると体調が良くなかったりと、よって久し振りのブログの更新である。

六本木ヒルズ内・森美術館で開催されている「建築の日本展」を見学した。昨年近代美術館での「住宅展」、国立新美術館での「安藤展」や東京駅での「隈研吾展」など、最近巷では「建築展」が流行るようである。今回の展覧会も森美術館15周年記念展ということで気合の入った建築展となっている。古代からの日本建築の特色と現代建築の類似性に遺伝子を見出しフォーカスしている。中でも茶室待庵の原寸の写しや丹下邸の1/20の模型など見どころも多い。個人的には、レーザーファイバーと映像の3Dのインスタレーションがリアルなビュジュアル環境を作り出していて一番気になった。展示物と人の多さに疲れたので、9/17まで開催との事再度訪れたい。

  • 2018.07.10 Tuesday
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「くまのもの」隈研吾展

東京ステーションギャラリーで行われている「くまのもの」展を見学。休日ということもあり大盛況である。竹木石紙土などの素材が、単なる表層としてだけではなく、構造体や主要な表現としてのチャレンジが新しい建築を創っている。各作品毎の全く新しいテーマへの取組み、エネルギーには脱帽だ。

 

  • 2018.04.23 Monday
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「写真都市」展 21-21desing site william klein

21-21desing siteで行われている「写真都市」展を見学した。リアリズムの写真家であるウイリアム クラインの映像展示は、氏の写真はもとより、グラフィックや音楽、光の効果もデザインされた大変凝った展示となっている。20世紀の都市社会、風俗、ファッションなどがリアルに描かれていて美しい。

  • 2018.03.25 Sunday
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中村キースへリングミュージアム

今回のもうひとつの目的。中村キースへリングミュージアム(設計:北川原温2007年)を見学。建築の自由な造形と森の起伏に融合させたフロアが展示作品と呼応し、作品/建築/自然が互いに昇華している。2015年に新しく展示室と隣接してホテルが増築。

 

  • 2018.01.13 Saturday
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光の美術館

清春芸術村内にある「光の美術館 設計:安藤忠雄 2011年」。なかなか来れずこれが見たかった。展示施設というよりは、自体がミニマムな光の箱=作品である。コンクリートの精度、ディテールともにビンビン。かなりストイックな仕上がり。

  • 2018.01.09 Tuesday
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清春芸術村

学生時代からの友人と日帰りで、長坂、小淵沢を訪れた。清春芸術村の白樺美術館、ルオー礼拝堂、若き頃の谷口さんの建築。(設計:谷口吉生 1983年)

同園内に建つラ・リューシュ芸術村も散策。存在感は圧巻。

  • 2018.01.09 Tuesday
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三菱1号館美術館

正月休みに丸の内、三菱1号館美術館で開催されている、「ロートレック展」に立ち寄った。クラシックな建物とアンティークな展示のマッチングがいい。階段の美しいディテールに目がひかれる。

  • 2018.01.05 Friday
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「100点の名画でめぐる100年の旅」展

箱根のポーラ美術館、開館15周年の展覧会を是非にと年末の仕事を一日早く切り上げ訪れた。箱根湯本から登山鉄道を経てバスに揺られ、大自然の中のアプローチが展示への期待を一層高くする。展示は分かりやすく、美しく見ごたえ、展示計画の気合いが充分感じる。すべての作品が所蔵作品という点も素晴らしい。

  • 2017.12.29 Friday
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