千倉、海岸美術館

年に数回千倉を訪れている。ここ数年はその都度、海岸美術館(1995. 石井和紘設計)に足を運んでいる。施設には浅井慎平氏の写真やガラス工芸の展示、そして周辺の環境に本人のこだわりが満ちている。我々世代には、80年代のISLANDSなどの作品は今見ても色あせず、南の島への憧れを抱く。竣工当時に見学に来た記憶があるが、今改めて観察すると、ルイスバラカンのような素朴な外観や空調設備のない、機械に頼らない展示にも好感が持てる。海岸から約1.5キロに位置するにも関わらず、ドアや窓を開け放した運営は作品に対する紫外線や塩害も気になるが、そのおおらかさが作品と建築を周辺環境にとけ込ませている。風土と時間の蓄積が建物を豊にしている。




 



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