帰省のついでに、滋賀県の湖東に位置する五個荘金堂町を訪ねた。この町には江戸末期からの昭和初期に栄えた、近江商人の屋敷群が保存されている。屋敷の特徴として、長い時間をかけ商いの繁栄と共に、幾度も増改築を重ねられた履歴が建物や庭に垣間みれる。京都でもなく、奈良でもなく、近江の風土の佇まいである。