下町バナキュラー建物



バナキュラーとは「土着的」「その土地固有」などの意味がある。都内を散策していると、高度成長時代に大量に生産されたであろう、似通った成立ちの建物を目にする。木造のモルタル塗の建物である。様式といえるほど凝ったものでもないが、都市の中で外壁の防火性能と汎用性、ローコストを兼ね備えた仕様として普及し、今も現役の材料のひとつである。下町に約50年以上存在しているそれらは「下町バナキュラー建物」であり、都市のノスタルジックな風景をつくっている。写真は葛飾区、北区で撮影。
  • 2011.10.23 Sunday
  • art

白河市図書館 第一工房


第一工房設計の白河市立図書館の見学会に参加させて頂いた。深い軒と大屋根の内部に広がる、開放感ある閲覧室が印象的であり、地域に配慮した造形を抽象化させた気持ちのよい作品に仕上がっていた。コンペで当選した後に市長の交代によるプログラムや敷地の変更など煩雑な事情があったと伺っていたが、そんな中でも、細部にわたる粘り強い設計の姿勢は健在であった。
  • 2011.10.17 Monday
  • art

秋の美術館



芸術の秋。現在六本木界隈で行なわれている展覧会をハシゴして来ました。森美術館のメタボリズム展では、初めて知る事柄や、改めて詳細を知る機会となり見応え十分であった。当時の社会が求めた、建築への強い期待感が伺える。
  • 2011.10.11 Tuesday
  • art

| 1/1 |

Blog

日常にある
風土、建築、Art、デザイン
の見聞を掲載しています

selected entries

categories

archives